─侵食─悪魔のような男

「あんた劉兒さんのこと愛してんの?」



ユウリは目を瞑って首を横に振った。



「好きよ…でもまだ愛してるとは言えないの…」



「でっ女がいると解ってあんたはどう思ったのよ?」



咲は「ん?」と返事を促す。



「どうって…少しは何で?って思ったけど嫉妬に狂う程じゃない…」



まだ間に合う…咲は考えていた事を実行にうつす決心をした。



「ユウリ何があってもあたしを信じてね!解った?」



咲は真面目な顔でユウリの肩をぎゅっとつかんだ。
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