─侵食─悪魔のような男

男は誰かに声をかけ、店の中を見に行かせた。



「…べっ…別人でしたっ…すいません!!」



男達は冷や汗をかきながら揃って頭を下げる。



「チッ…どいつもこいつも使えねー…あいつは?ユウリはどこだ!!」



携帯にかけても繋がらない。



「くそっ…探せ!何が何でも連れ戻せ」



「はいっ」



男達は慌て街に消えて行った。



劉兒はユウリを見くびっていた。



たかが小娘に何がでかきるかと…
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