─侵食─悪魔のような男
┼新天地での出会い┼
可愛いな…何があったか知らないけど、俺が守ってやる。
正也は真理子と戯れるユウリを見ながら、心の中でそう思っていた。
「正也?」
真理子に声を掛けられ"はっ"と我に返った正也が言う。
「朝飯食おうぜ!腹へったー」
「ユウリちゃんも手伝って!」
「はいっ♪」
3人は朝食を食べ終わると、ユウリの案内がてら愛犬"ジョン"の散歩に出かけた。
ジョンは大型犬だか、躾も行き届いていてとても賢い。
ユウリがリードを持っても、ちゃんと歩調を合わせて歩いてくれる。