─侵食─悪魔のような男
「そうよー♪しかもこーんな田舎暮らしで吃驚したでしょ?でっかい息子も居るし!」
「でっかいってなんだよ…でっかいって」
ちょっとふてくされながら、真理子さんにぶつぶつと文句を言いう正也。
「あんたは"でっかい"でしょうがー」
「あははっ真理子さんったら…正也さん拗ねてますよ」
「あっ、ユウリちゃんも笑ってるし…」
「ごめんなさいっ」
「ははっ冗談だよっ!」
"にっ"と八重歯を覗かせて笑う正也。
ユウリも自然と笑顔になっていた。