─侵食─悪魔のような男
「あっ!お袋っ明日弁当頼むな…じゃっ風呂入って寝るからお休み」
「お休みなさい正也さん」
にっこりユウリに微笑まれ、正也は「今夜寝れっかな…俺」と呟いた。
そんな正也の呟きも知らず、ユウリはあることを真理子にお願いしていた。
†††††
ベッドに入る前にユウリは星空を眺めていた。
「咲…どうしてる?あたし貴女を信じて良かった」
信じて!強く訴える眼差しを受け止めた。
遠く離れた友に思いを馳せ、ユウリはそっと瞼を閉じた。