─侵食─悪魔のような男
「お前は何もしなくていい…ただ俺の傍にいてくればそれで…愛してるユウリ」
何時も甘く囁く…
ユウリはふと思った、劉兒にもしてあげたかったと。
「…あたし…どうして?」
自分が何故そんな風に思うのか不思議だった。
ぶんぶんと首を振りユウリは庭へと出て行った。
お昼にはお弁当を持ち、真理子の畑に出かけた。
真理子は野菜を作り出荷している。
「正也のやつ今頃びっくりしてるよー♪弁当が何時もと違う!って」