─侵食─悪魔のような男

不思議顔で2人を見比べる真理子。



「はっ…早く食おーぜ」



正也はそう言ってさっと席についた。



「そうね早くたべましょ」



真理子とユウリは席につき、皆で朝食をとった。



ユウリはいつも通り振る舞えているか心配だった…



真理子も正也も何も言わなかったが、何か何時もと違う雰囲気のユウリに気付いていた。



しかしあえて何も言わなかった。



それは2人の優しさだった。
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