─侵食─悪魔のような男
「なっ…何をしないんだ?」
「ナニをよっ!!」
「ナニって…おまっ…俺がどんだけ我慢してると思ってんだよ!この先絶対お前しか抱かねー…だからそんな事言うなよ…」
劉兒はとんでもない事を言ってのけたユウリに縋る。
「いやよ…あんなとこ見せられたのよ?絶対にいや!」
劉兒はこの時程、自分を恨んだことはなかった。
「くそっ…キスぐらいはいいだろ?さっきもしたもんなっ」
「さっきはさっきよ…キスもダメ…必要以上に近寄らないで…あの時のこと思い出すから!」