─侵食─悪魔のような男
──傍に居たかった
例え兄のような存在であったとしても…
そう思わせてしまう不思議な雰囲気を持つ少女だった。
何時の日かまた会えたら…兄として振る舞おう。
「お袋…あの娘は俺達の家族だ…今度会う時は家族として迎えてやろうぜ!」
「なっ?」と言ってははっと笑った
「そうね娘よ大切な娘…離れていても幸せを祈るわ」
「そうだなっ」
正也はそっと手紙をしまった、ユウリの幸せを祈りながら…