─侵食─悪魔のような男
「よーく眠ってたよ…お風呂にも入ったしね♪」
「はっ?お風呂…って…そんな…起きない訳ないじゃない!……まさか!」
劉兒は"ニヤッ"と意地悪な笑みを浮かべた。
あの時…湖の駐車場にあった自販機。
寒いだろうと温かい飲み物を買ってくれた。
劉兒はいつも先に開けて渡してくれていた。
だから何も思わずそれを受け取り口にしていた。
あの飲み物の中に睡眠薬…!まさかね…其処までしないよね…?