─侵食─悪魔のような男
┼通じ合う2人の夜┼
「これ外してよぉ…ふうっ…」
ガシャンと手錠を鳴らすと、ユウリの目から涙が零れた。
「ダメだ言ったろ?躾だって…逃げ出したバツ…かな?」
ユウリは力無く呟く。
「逃げ出したバツ…」
ギシッとベッドを軋ませて、劉兒はユウリに跨った。
潤んだ瞳…怯えた顔…白い肌どれもが劉兒の感情を高ぶらせる。
ユウリを見下ろして言う。
「誰にも触れさせてないだろうな?」
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