─侵食─悪魔のような男

「お帰り…ユウリ」



劉兒もまた、ユウリに会いたくてたまらなかった。



焦がれた女を腕の中に納め、目眩がする程の幸福感を味わっていた。



「帰ろっか?」



「うん」



2人は車に乗り込み、寄り添い手を繋いだままマンションまで帰った。



あれから2人は甘い日々を過ごしていた。



時々はお料理もさせて欲しい…ユウリはそう劉兒にお願いしていた。



ユウリの作った料理を食べ、一緒にお風呂に入った後は髪を乾かしあう。
< 311 / 434 >

この作品をシェア

pagetop