─侵食─悪魔のような男
「お帰り…ユウリ」
劉兒もまた、ユウリに会いたくてたまらなかった。
焦がれた女を腕の中に納め、目眩がする程の幸福感を味わっていた。
「帰ろっか?」
「うん」
2人は車に乗り込み、寄り添い手を繋いだままマンションまで帰った。
あれから2人は甘い日々を過ごしていた。
時々はお料理もさせて欲しい…ユウリはそう劉兒にお願いしていた。
ユウリの作った料理を食べ、一緒にお風呂に入った後は髪を乾かしあう。