─侵食─悪魔のような男

心から愛する者と身体を重ねる幸福感。



「劉兒っ…愛してるっ」



ユウリの目尻から一筋の涙が零れ落ちた。



「俺の方が愛してる…苦しいぐらいに…」



激しさを増す律動…



絡まり合う熱い舌…



火照る身体は汗ばみやがて2人は昇りつめる。



「ああぁぁっ…」



静かな部屋に2人の荒い息遣いが響く。



劉兒は「はぁはぁ」と大きく肩を上下させ、ベッドに倒れ込んだ。
< 317 / 434 >

この作品をシェア

pagetop