─侵食─悪魔のような男
繰り返し襲う快感…止まらない律動。
火照る身体からは、薔薇の香りが誘うように甘く香る。
劉兒の動きがひときわ激しさを増す。
「愛してる…ユウリっ…」
「ああっ……もっ…だめぇぇ……!」
同時に昇りつめユウリの意識はそこで途切れた。
「はぁっ…はぁっ…ユウリ…?」
意識を飛ばしたユウリを、愛おしそうに見つめ引き寄せる。
「お前は俺をどこまで狂わすんだ…愛してる死ぬほど…」
額にちゅっとキスをして、劉兒はユウリを抱きしめたまま目を閉じた。