─侵食─悪魔のような男

「よく似合うわ…」



ベッドに横たわるユウリの格好は所謂"ゴスロリ"だった。



髪もクルンクルンに巻かれている。



「あぁ素敵…お人形のようだわ♪」



薔薇の花で埋め尽くされた部屋で、ユウリはすやすやと眠っていた。



「そろそろ来るかしらね…」



名残惜しそうにユウリの頬を撫でると、麗子は部屋を後にした。



そして、屋敷を訪れた劉兒と久々の対面をはたす。



「お帰りなさいバカ息子」
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