─侵食─悪魔のような男

きっとこの先一生…劉兒という悪魔のような男に捕らえられたままであろう。



今はまだ何も知らないまま、無邪気に笑っていればいい…



一也はただ黙ってその美しい微笑みを見守っていた。



ある時ユウリの笑顔が一瞬曇って見えた。



窓の外を友達の咲と見た時だ。



気になってなんとなく2人が見ている方を見てみた。



んっ…劉兒さんを見てたのか?



この間までは恥じらうような仕草をみせていたのに…
< 34 / 434 >

この作品をシェア

pagetop