─侵食─悪魔のような男

「劉兒って27歳だったの?」



「「えっ!」」



ユウリがうろうろしていると、聞こえてきた話し声



そして声を頼りに歩き2人を見つけたが、子供のように言い争っていた為、彼らはユウリに全く気が付かなかったのだ。



「……歳なんてどうでもいいんだよ!それよりお前大丈夫か…ってなんだその格好!!」



「うっふふっ…かぁわいいでしょ?まるでお人形だわぁ…」



ユウリに近寄り、さわさわと頬を撫でる麗子。



「てめぇ触んな!離れろ」



劉兒はグイッと2人を引き離し、ユウリを自分に引き寄せた。
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