─侵食─悪魔のような男

「嬉しいよ…だってプロポーズだよね今のって?だけど…」



「そのつもりだけど何だよ」



「プロポーズならムードが欲しいってゆうか…気持ちを込めてほしい…強制的じゃなくて」



「悪かった…」



唇を少し尖らせて拗ねてみせたユウリ。



愛しさが湧き上がり思わず抱き締めた。



そして囁く愛の言葉。



「愛してるユウリ…俺の奥さんになって?命をかけて誓うよ生涯お前だけだって」



「あたしでいいの?」



瞳を潤ませ、そっと劉兒を見上げたユウリは、とても愛らしかった。
< 357 / 434 >

この作品をシェア

pagetop