─侵食─悪魔のような男

「はじめまして…あたしの方こそ挨拶が遅れて申し訳ないです…あのっこれから宜しくお願いします」



「宜しく頼むのはこちらの方だよ…劉兒は知っての通りの奴だ…苦労するかも知れないがいいのかい?」



「はいっもう決めましたから!あの人の愛に縛られる覚悟!」



「普通の愛じゃないわよあれは…きっと何をしても切れない…鎖でできた愛であなたを縛り付けるわよ?だって…あたしの子だもの♪」



ふふっと妖艶に微笑む麗子に、ユウリと陽輝は顔をひきつらせて笑う。



「ははっ…そっそうだな…ははっ」



きっとこの人も苦労してるんたな…と心の中で陽輝に同情するユウリだった。
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