─侵食─悪魔のような男

┼誕生の日┼


†††††
†††



「いったぁ」



「またかよ…」



「もーう!この子元気過ぎだわ…」



そろそろ出産間近かと思われるある日、ソファーでくつろぐ2人がいた。




劉兒がユウリに寄り添うと、必ずといっていいほどキツくお腹を蹴るのである。



「こいつ…タイミング良すぎないか?」



「たまたまでしょ?考えすぎじゃない」



『まさかな…』



意図的に、2人の邪魔をしているようにしか思えてならない劉兒だった。
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