─侵食─悪魔のような男
┼君はもう俺のもの┼
昨日みたいな事があった時には、1人でいるなんて耐えきれそうもない。
劉兒がいてくれて良かった…
ユウリは心からそう思った。
目が覚めてしまったユウリは、もぞもぞと劉兒の腕から逃れた。
ベッドから降りようとした時だった、不意に身体を引っ張られて、小さく悲鳴をあげる。
「きゃっ」
寝ぼけまなこの劉兒によって、また腕の中に閉じ込められていた。
「…俺が起きるまで…このままでいろ」