─侵食─悪魔のような男
┼嬉しさに震える男┼
「俺の事は劉兒って呼んでよ…ねっ?」
甘ったるい雰囲気の中、劉兒はユウリを抱き締め時に首筋を強く吸った。
「んっ…」
チクリと小さな痛みが走る度、ユウリは吐息を漏らす。
それがまた劉兒を煽る。
「あぁ…ユウリ…絶対に誰にも渡さない…俺の物だ…」
そして自分の物だという証を、ユウリの雪のように白い首筋に散らしていく。
「んっ…劉兒っ…」
初めての感覚…肌に触れる熱い唇に我を忘れ、ユウリは思わず名前を呼んでいた。