─侵食─悪魔のような男

「これからは俺と沢山の思い出をつくろう♪あぁ楽しみだな…」



クスクスと笑い青ざめるユウリの頬をなでた。



「少し顔色が悪いようだな…大丈夫?」



「あっ…寝起きだからかなっ?あたし低血圧だからっ」



慌てて誤魔化してその場をやり過ごした。



「…そう?ならいいけど…ゆっくりすればいいよ…時間はたっぷりあるからね」



「たっぷり…」



「そうたっぷり…これからはずっと一緒だから♪」



楽しそうな劉兒に、苦笑いのユウリ…
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