─侵食─悪魔のような男

ずっと一緒…ユウリは喜んでいいのかわからないでいた。



「まだ横になってるといいよ…俺はシャワーを浴びてくるから」



スッとベッドから降りると、寝室のドアへと向かった。



ドアを開け振り返ると怪しく微笑む。



「クスッ…なんなら一緒にシャワーを浴びるかい?」



ベッドに身体を横たえたユウリは、「えっ!」と慌てて半身を起こす。



「ふっ…冗談だよっ…ユウリも後でシャワーを浴びるといい…じゃ行ってくるから大人しく待ってろよ?」



そう言ってパタンと扉を閉め行ってしまった。
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