Hope OR Pain


「先に風呂入るか?」
ネクタイを外しながら聞いてくる唯さん。そんな姿も絵なってしまう

「いえっ、先に唯さんが入って下さい。」

「ぢゃあ、お先。
逃げるなよ。」

軽く脅す様な視線をアタシに向ける

「に、逃げないですよ。」

噛んだアタシを気にすることなく颯爽とバスルームへ唯さんは向かって行った。



改めて部屋を見渡した。
1LDKの綺麗に片付けられた部屋
白と黒でシックに統一されている

大きな水槽があり、様々な色鮮やかな熱帯魚達がラィトに照らされて自由に泳いでいる。


こんな家に住めるなんて商社マンってこんなに儲かるんだなぁと思いつつ部屋の中を見渡した。


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