Hope OR Pain
仕方がない
これを着るしかないか
バスローブに腕をとおし脱衣場のドアをそっと開けた
「あの、あがりました…」
唯は、まだ飲みたりなかったのか、ソファーに腰掛けビールを飲んでいた
菜緒を視界に入れると
「こっち来て座れば」
と言い、少し横にずれた。
菜緒はそこにちょこんと座り唯に話しかけた
「お風呂ありがとうございました。あの、ァタシの洋服は何処に…」
「ああ、洗濯してる。心配しなくても朝には乾いてるから」
「何から何まですみません。」