【企】携帯水没物語

話をすればするほど、
クラスメートとは全然
違う、穏やかで優しい
雰囲気の折原さんが
大好きになった。





そして冬。




あたし達はそろって、
第一希望の学校に合格。




だけど折原さんは、
これからもここを使うって
言ったから、あたしも
何かと理由をつけては
しょっちゅう図書館に行った。




折原さんはレポートの
資料とかの為に、かなりの
図書館ヘビーユーザーに
なったみたいで、行けば
だいたい1/2の確率で会える。




だからあたしの片想いも、
終わることなく、今だに
ひっそりと続いてる……。





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