この空に誓ったこと
『うっ……のん……』
『のんちゃん……二人はまだ一階におる』
一階……?
あたしはマコちゃんの言葉を聞いた瞬間ハッとして、急いで一階へと駆け降りようと階段へと向かった。
『な……にこれ……』
階段の真ん中より上あたりまで、泥水が浮いている。
電気もついていないせいでちゃんと見えないけど、木の枝みたいなものも浮いているように見えた。
『なんで……なんでよ!一階にまだ二人がおるのに…なんで……嫌!結!結!』
『のんちゃん!』
無理矢理階段を下りようとするあたしの体を、マコちゃんはそう言って後ろから力いっぱい抑えていた。