この空に誓ったこと
感情的に大声で言い返した自分が情けなかった。
里沙もあたしと同じ立場やのに。
里沙だって苦しんでるのに。
『ごめん……ごめんな…里沙』
情けなくて…また涙が出る。
『星!』
あたしは星のもとへ行くと、座ったままの星をそのまま抱きしめた。
『ママ!』
嬉しそうな声が耳元に響く。
星は、生きてる。
生きてて…
あたしをママと呼んでくれる。
『星くんおりこうさんにするからね』
『ん?』
『だからママ、泣かないでね』
そして、なぜかあたしに力強くそう言ってくれた。