この空に誓ったこと



『ちょっと待ってください』





そんな状況の中、あたしよりも先にお義母さんに言葉を返したのは…

親友である里沙だった。





『なんやのあなたは』


『私は……のぞみの友人の早川里沙です。私も同じように…星くんと同じ歳の息子を結ちゃんと同じ時に亡くしました』


『じゃあ○○町の友達の家って…もしかしてあなたの家やったの?あんな地盤の悪いような場所の…あなたの家になんて行ったから洪水に巻き込まれることになったんよね?』


『そうかもしれないです……でも…のぞみを責めるよりも…もっとかけるべき言葉があるはずなんじゃないですか?』


『……あなたの家に遊びになんて行かなければ…結は死ぬことなんてなかったのよ……のぞみちゃんが…あなたの家になんて行かなければ…結は死ぬことなんてなかったの!!』






そう言って、泣きわめくお義母さん。




お義母さんは…孫の星と結を溺愛していた。



だから、結が亡くなってしまった事実をすぐには受け入れられなかったんだと思う。



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