この空に誓ったこと



『すいませんでした……謝っても…謝りきれません…』






悔しくて、悲しくて。


また涙が溢れてくる。






あたしが……


結を死なせてしまったんだ。






『……』





お義母さんは、泣きながら謝るあたしに、それ以上は何も言ってはこなかった。







『おい!どうしてん!?』




その時、そう言いながら隼人が現れて。



シーンとした待合室の空気と、泣きじゃくるあたしの姿に、慌てた顔で駆け寄ってきた。


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