Best Friend〜丘の上の約束〜
「ちょっと、搭吾?スカートなんだけど」
「え?あぁ……じゃぁこれ腰に捲いとけ」
と言って羽織っていた上着を貸してくれた
「ありがと…」
「じゃ3人乗りでもする?」
ん?壱季。なにいってんの…
2人乗りでもダメなのに3人乗りは、
もっとダメでしょ
そう言おうとしたのに
「唯早く乗れって!」
無理やり乗せられてしまい
前から、搭吾→壱季→私の順に
自転車に乗った
「よーし。さっそくLet's Goー!」
壱季の掛け声と共に、ゆっくりと丘に向かって走り出した