浮き雲にのせて…

人は一度嫌いになった人間に

心さへ閉ざし

顔さへも合わせない…

まるで凍りついたリンゴのように

赤く ほんのり香る匂いはとどこおる…

溶けだしたころには

しおれ

冷たい リンゴ…

もとに戻ることは

ないものよ

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