大切な先生


『とりあえずここに座ってください。まず…名前をフルネームでお願いします』

「おう!利誠光希」


利誠光希…

25歳の新米教師。
当時14歳だったあたしには
どっちかというと
お兄ちゃんって感じだったかな!


『えっと…
担当教科は体育ですよね』

「こう見えて国語です」

『うっそー!?』

「絶対言うって思ったよ」

『だって見た目的に…』


身長188センチ
体重はおそらく80キロぐらいだから
もちろん体育の先生だと
思ってたあたしは
同様が隠せなかった。









『よしっ!じゃあこれで終わりま…』

「おぉ利誠先生!ナンパですか?」

この人は渡部進(しん)
通称しんしん

あたしの2年の担任だった人


「しんしん!」

「舞原!あ…利誠先生!こいつには気をつけたがいいですよ。」
『どういう意味よー』

「わかりました。気をつけますね!」

『利誠先生まで…もうっ』

「まぁ俺そういうことなんで!じゃっ」

『しんしんのばか…』



「俺気をつけよーっと(笑)」

「もう先生!(笑)」




今思えばしんしんは

あの時気付いたのかもね。


あたしの利誠先生への
あの気持ち


そして未来の2人の関係を…






.
< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop