契りの歌




分かったと言うように、ゆきは返事をした。





────あら、賢い子ね。




「でしょ?」





2人と一匹で笑いあいながら、楽しい時を過ごしていた。








────久しぶりに花音の歌を聞かせて?




「もちろん。」




背中からおろし、横に置いておいたギターを持ち直して息を吸い込んだ。





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