契りの歌





「何かあったみたいですね。」



山南さんの目が鋭くなった。


やっぱり普段あんな穏やかでも、新選組の副長なんだなと改めて思わされる。




「はい。私ちょっと見てきます。」




山南さんに一言いい、部屋をでた。











確か、こっちの方から声がした気がするんだけど。




「早くしろっ!!」



「こっちおさえろ!」





やっぱり…。





*
< 117 / 190 >

この作品をシェア

pagetop