契りの歌




んーー…



腕を目一杯伸ばして背伸びをする。




目を覚ますと、外はもう真っ暗だった。




結構寝ちゃった?


まあ、いいや。



早くさくらの所に行かないと…。




そっと屯所を抜け出し、途中で合流したゆきと共にさくらの元へと向かった。












「さくら。」




────こんばんは、花音。
2日ぶりね。





「こんばんは。そうだね…。」



曖昧に返事をしながらいつものように座った。





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