契りの歌
「桜の精??」
───えぇ。あなたをここに呼んだのは私。
その言葉に驚いたが、桜の木を見上げて納得したように微笑んだ。
なんか、ただの桜の木ってゆう感じしないからかな…
桜の精がいる時点で普通と違うか
「どうして私を呼んだの??」
───あなたは優しくて心がきれいな子だから。
「えっ?」
突然そんなことを言われて、驚きの声をあげた。
───お願い。
あなたの力で歌声で心で
彼らの癒やしに支えになってあげて。
「彼らって??」
*