契りの歌





絶句。
その一言。



だってここに来た時点で半分命が削られてるって、驚かないわけがない。


でも、だからってさくらを責めようとは思わない。

元の時代にいてもどうせ1人だから。同じ1人なら私の事を誰も知らないこの時代で、まったりと少なくなった残りの人生を生きた方が、楽しいかもしれないし……


ってあ、まったりなんていかないのかもか。
誰か分からないけど、彼らの癒やしになんなくちゃいけないんだもんね。

でも、それもまた楽しいのかもしれない。



力の代償のことは深く考えないことにしよう。

誰かのために使いたいと思ったら、代償なんて気にせず使っちゃうんだろうし。


使わず後悔なんて、絶対にいやだから。








「最後の質問ね。

癒やしに、支えになるって??」







───そのままの意味よ。
京を守っている彼らの心が安らげる場所を作ってあげたかったの。







…‥で、説明終了。


最後短いっ。








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