契りの歌
四
「本当やっとだよ。めちゃくちゃ待ったもんなー。」
人数は6人…‥7人??
「でも、待ったかいはあったな。綺麗な歌声だったしよ。」
なんか一方的にめちゃめちゃ喋られてる。
私まだ一度も喋ってない…。
「おい。あんたたちが喋り続けてるせいで彼女はまだ一言も話していない。」
「‥あなた達は誰??」
「その前に、その笠とってもらえますか?貴女からも、私たちの姿見えていないでしょう。」
私は言われた通りに笠を取って横におき、彼らを見るため顔を上げる。
((…‥っ//))
彼らが目を見開き、顔を赤くしているのにも気にとめず、その姿を見ていた。
*