契りの歌
浅葱色の羽織り…。
彼らは、
「…新選組??」
小さく呟くように出た声だったが、彼らには聞こえていたらしい。
「ほお、お前は俺たちを知ってんのか。」
「知ってるというか、話しに聞いた程度です。
それで、どうしてあなた達は私に会いに来たんですか?」
「それはですね「お前が何者か知るためだ。怪しいやつだったら生かしておくわけにもいかねぇしな。」
と言って、彼は鞘から剣を抜き私の目の前に突きつけた。
脅し??
まあ、こんなんじゃひるまないけど。
私は無表情で彼の目を見ていた。
*