契りの歌
「ありがとうございます//」
「して。君の話しを聞かせてくれるかい?」
話さなきゃ。
さくらの言っていた"彼ら"は今私の目の前にいる人達なのだから。
信じてもらえなくても話さなきゃ。
私は居住まいを正して、近藤さん・土方さん・眼鏡の男性の顔を真っ直ぐ見た。
偽りではないと伝えるために。
「これからお話しする事は、皆さんにとって信じられないことだと思いますが、事実ですので。
信じるか信じないかはあなた方の判断におまかせします。」
一呼吸ついて、私は話し始めた。
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