契りの歌




「まあ、歳落ち着け。話しを戻すとしようじゃないか。」




お父さんが…じゃなかった、近藤さんが土方さんを宥めて、話が元に戻される。






「うむ。君が未来から来たというのはまだ信じられんが、君が嘘を言っているようには見えんしな。…信じてみよう。な?歳。」






「チッ。ああ。」






舌打ち…





でも、信じて貰えた。
ちゃんと話して良かった…。






「ありがとうございます。」






「もう一つ。聞きてぇことがある。」





土方さんが真剣な顔をして聞いてきた。





「何故、さくらが言ったのが俺達だと思った?それにお前は、さくらにこの時代にとばされて、俺達のことを待っていろと言われてなぜ、素直に待ってたんだ?」







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