契りの歌
「私はそのつもりだよ。山南さんはどうだ??」
今まで黙って話しを聞いていた眼鏡の男の人に、意見を求める。
「私もここに彼女を置くことに賛成ですよ。
男ばかりで、美しい彼女には安全な場所ではないかもしれませんが、私達が守ってあげれば良いことですし。」
「うむ。皆の意見も聞きたい。」
そして近藤さんは、私の周りにいる人の顔を一人一人見ながら意見を求めた。
「私も賛成ですよ。面白くなりそうですし。」
「俺もいいと思う。」
「俺もだな。」
「俺も。」
「俺は副長が良いと言うならば、良いです。」
「歳。」
「分かった…。俺も賛成だ。」
最後に土方さんが答えを出した。
みんなが私を此処に置いてくれることを賛成してくれて、ついつい顔が綻んでしまった。
「春瀬花音。お前を本日付で新選組預かりとする。」
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