契りの歌
「うるせぇ、総司。
とりあえず花音はこれからも男装しとけ、性別については平隊士達と直接関わらなければ大丈夫だろ。」
「はい。」
その日から、私の土方さんの小姓としての生活が始まった。
「花音さん本当に土方さんの小姓なんて受け入れちゃって、良いんですか??」
「え?」
「絶対こき使われますよー。私だったら、そんなことしないのに。」
話が一段落つき、いまだに沖田さんはぶつぶつと言っていた。
ぐううぅぅぅっ
そんな中、突然誰かのお腹の音が響き渡った。
「だぁーっ!もう無理、腹へった!早く朝飯食いに行こうぜ!!」
お腹が鳴ったのは藤堂さん。
さすがに私もちょっと、すいてきたかな。
「そうだな。よし、行くかっ。」
原田さんの声でそれぞれ立ち上がり、部屋を出て行った。
最後に残されたのは、私と土方さんだった。
「俺たちも行くか。」
「はい。」
*