契りの歌




「あーあ、じゃあ私は巡察なんで、お先に失礼します。」



と、沖田さんは広間を出て行った。




彼に続いて、同じく巡察らしい斉藤さんも広間を後にした。






その後も、原田さん、山南さん、近藤さんと続き広間には土方さんと私と待っていてくれている2人だけとなった。






「ごちそうさまでした。」




お腹…苦しいな。



もったいないと思いながら全部食べたけど、次からは斉藤さんあたりにでもあげよう。


うん。





「じゃあ、俺らも行くか。」




永倉さんの言葉で私達は立ち上がり、広間を後にした。





「永倉、平助頼んだぞ。」



「任せとけって。」





*
< 63 / 190 >

この作品をシェア

pagetop