契りの歌
「また来てね。」
「ニャー」
そう返事をすると子猫は暗闇の中へと、消えていった。
明日も早いし、私ももう寝よう。
そして花音も自室へと戻った。
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花音の歌や話をすべて聞いていた者がいた。
「何でか、あいつの歌はずっと聞いとりたいと思う。
それに…
初めて見たわ、、
あいつもあんな顔、するんやな…」
花音の監視役である山崎だった。
彼は、花音が初めて此処に来た時も含めて、3日間の監視を任されていた。
眠りについた花音を見届け、本日最後の報告のため土方の元へと去っていった。
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