契りの歌




「そうか。」




「すみません‥。」



「んな、気にすることじゃねぇ。読めないならしょうがないだろう。

とりあえず、俺の指示通りに書類をまとめてくれるか?」




慰めるように頭をぽんぽんされながら、先程より若干詳しい説明をされた。




「はい。」




数ヶ月この時代にいて、字のことなんて全く気にしていなかった。



現代とこの時代とじゃ、全然違っちゃうんだ…。




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