契りの歌




「じゃあ、お願いします。

私の部屋分かりますか?」



「はい。」




昨日永倉さんたちに教えてもらったから、きっと大丈夫。




それじゃあ私は部屋に戻っていますね。と言って山南さんは台所を後にした。




急いでお茶を入れ、最初に山南さんへ届けるために廊下を歩いていた。




えっと、確かここを曲がって…

ここだよね‥。



「山南さん。花音です。」





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