契りの歌




わ、忘れてたっ。


急いで戻らなきゃっ…。





「おやおや…。
ふふっ、可愛らしい方ですね‥。」



慌てて部屋を出て行く花音の後ろ姿を見つめながら、呟いた山南だった。









スタスタッスタスタッ



お茶こぼさないように…
こぼさないように‥



着いたっ。



「ひ「…花音か?」




……っ?!



声をかける前に、中から土方さんに声をかけられてしまった。



*
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